電動ベッドとは?選び方で押さえておきたいポイントも紹介

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「電動ベッドの選び方で押さえておきたいポイントを項目別に知りたい」 

「そもそも電動ベッドとは何?」 

「電動ベッドのメリットとデメリットは?」 

睡眠時間は人生の1/3を占め、だからこそ寝具にもこだわりたいところ。 

そこで本記事では、電動ベッドに関する冒頭の疑問について、詳しく解説していきます。

 

家族で過ごす家のレイアウトに悩んでいる方、家具の新調を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。 

そもそも電動ベッドとは?

「電動ベッド」は、ベッドの上下や背中の角度を電気で調節できるタイプのベッドです。 

電動ベッドは、快適性や健康に配慮した寝具として人気です。 

ベッドの上下や角度を調節することで、寝る姿勢を自由に変えることができます。 

これにより、寝返りのしやすさや身体の特定の部位のサポートが可能になるのが最大のメリットです。 

また、電動ベッドは、リラックスや睡眠時の快適さだけでなく、身体的な症状や健康上の問題にも対応できます。 

たとえば、背中や脚の痛みを軽減するための角度調整や、胃酸逆流症や睡眠時無呼吸症候群などの症状を緩和するための高さ調整が可能です。

電動ベッドと介護用ベッドの違い 

電動ベッドと介護用ベッドにはいくつかの違いがあります。 

まず、電動ベッドは一般的に、自宅での使用や快適な睡眠のために設計されています。 

ベッドの上下や背中の角度を調節できる機能があり、リラックスや睡眠時の快適さを追求しています。 

一方、介護用ベッドは、高齢者や身体が不自由な人々のケアや安全性を重視した設計です。 

介護用ベッドには、電動で高さを調節できる機能や、背もたれや脚部を角度調整できる機能、安全バーなどの付属品があります。 

また、介護用ベッドは、転倒予防や移乗の容易さなど、介護の必要な人々の日常生活を支援するために特化しています。 

簡単にいえば、電動ベッドは快適性や自由な姿勢の調整に焦点を当て、介護用ベッドは安全性と介護要素が優先されているわけです。

電動ベッドのメリット 

ここからは、電動ベッドのメリットを見ていきましょう。 

主なメリットとしては、以下の3つが挙げられます。 

  • 快適な姿勢を保てる
  • 介護する側の負担を減らせる
  • 通気性に優れる

それぞれ確認してください。 

快適な姿勢を保てる

電動ベッドには「快適な姿勢を保てる」というメリットがあります。 

電動ベッドは、上下や背中の角度を自在に調整できるため、自分の理想的な寝る姿勢を作ることができます。たとえば、背中や脚を微妙に上げることで、血液循環を改善したり、脚のむくみや腰の痛みを軽減することができます。 

また、電動ベッドには、プリセットされた姿勢やマッサージ機能などが付属している場合もあります。これにより、背中や脚に対して適切なサポートを提供し、体の負担を軽減することができます。 

さらに、快適な姿勢を保つことは、より質の高い睡眠を実現するためにも重要です。適切な姿勢で寝ることで、体の緊張を緩め、深い眠りに入りやすくなります。 

総じて、電動ベッドの「快適な姿勢を保てる」特徴は、身体のサポートと快適さを追求した睡眠環境を提供し、健康と快適さを同時に実現することを可能にしています。 

介護する側の負担を減らせる 

電動ベッドのメリットのひとつは「介護する側の負担を減らせる」という点です。 

介護は体力的な負担が大きい作業であり、とくに高齢者や身体が不自由な人の移動や寝返りのサポートは困難です。 

しかし、電動ベッドの存在は介護者にとって大きな助けとなります。 

電動ベッドは、上下や背中の角度を電気で調整することができるため、介護者は患者の姿勢を手動で調整する必要がありません。 

これにより、介護者の体力的な負担が軽減されます。 

さらに、電動ベッドには移乗や転倒予防に役立つ安全バーなども備わっています。 

介護者はこれらの機能を活用することで、患者の安全性を確保しながら介護に集中できるでしょう。 

通気性に優れる 

電動ベッドのもうひとつのメリットは「通気性に優れる」という点です。 

通気性の良いベッドは、寝ている間に発生する熱や湿気を逃がし、快適な睡眠環境であることが特徴です。 

そういった電動ベッドは、通気性を高めるために特別な素材やデザインが採用されています。 

ひとつの例として、電動ベッドには通気性のあるマットレスや床板が使われていることがあります。 

これにより、空気が自由にサーキュレーションし、ムレや匂いの発生を防ぐのです。 

また、一部の高級な電動ベッドには、通気性を向上させるための特殊な布地やベンチレーションシステムも組み込まれています。 

これらの機能によって、寝汗の処理や湿気の蓄積を防ぎ、衛生的で快適な睡眠環境を実現します。 

通気性のある電動ベッドは、寝ている人の快適さと健康をサポートする重要な要素となるでしょう。 

電動ベッドのデメリット

ここからは、逆に電動ベッドのデメリットを見ていきましょう。 

ここでは、主な以下3つのデメリットを紹介していきます。 

  • 価格が高め
  • 横幅が狭いことで窮屈に感じる
  • マットレスの交換ができないタイプもある

それぞれ解説していきます。 

価格が高め

「価格が高め」は電動ベッドのデメリットのひとつです。 

電動ベッドは、機能や品質の高さから通常、一般的なベッドに比べて価格が高めです。 

電動機能やマッサージ機能、リモートコントロールなどの高度な機能を備えているため、その分の費用がかかるといえます。 

また、電動ベッドは専用のメンテナンスや修理も必要となる場合があります。これらの費用も考慮に入れる必要があります。 

ただし、長期的に考えれば、快適な睡眠環境を提供することで健康に対するプラスの影響を与えることができるため、価格が高めでもそのメリットを享受する価値があるといえるかもしれません。 

個々の予算やニーズに合わせて、バランスを考慮して選択することが重要です。 

横幅が狭いことで窮屈に感じる 

「横幅が狭いことで窮屈に感じる」という点は、電動ベッドのデメリットのひとつです。 

一般的に、電動ベッドは機能性を重視してデザインされており、そのためベッドの横幅が狭くなることがあります。 

これは、電動機構やマットレスの特殊な構造によるものです。 

横幅が狭くなることで、寝返りを打つ際に十分なスペースが確保できず、自由な動きが制限されたり、窮屈に感じたりすることがあります。

 

とくに、体格の大きい人や寝相が激しい人にとっては、この制約がより顕著に現れるかもしれません。 

ただし、最近の電動ベッドは、より広い横幅を持つモデルも増えてきており、個々の好みやニーズに合わせて選べるでしょう。 

マットレスの交換ができないタイプもある

電動ベッドのデメリットのひとつは「マットレスの交換ができないタイプもある」という点です。 

一部の電動ベッドは、特殊なデザインや内部の機構により、専用のマットレスしか使用できない場合があります。

 

これは、ベッドに組み込まれた電動機構とマットレスが密接に連動しているためです。 

そのため、通常のベッドのように自由にマットレスを選ぶことができず、特定のメーカーやモデルに依存する必要があるかもしれません。 

これは、将来的にマットレスを交換したい場合に制約を与えることになります。 

このデメリットを克服する方法としては、事前に十分な調査と比較を行い、互換性のあるベッドとマットレスを選ぶことが重要です。 

【項目別】電動ベッドの選ぶ際に押さえておきたいポイント 

最後に、電動ベッドを選ぶ際に押さえておきたいポイントを、以下の6つの項目別に解説していきます。 

  • 動き方
  •  モーター数の違い
  • 折りたたみの可否
  • 手すりやサイドレールの有無
  • サイズ
  • デザイン性

それぞれ順に確認してください。 

動き方

電動ベッドを選ぶ際に押さえておきたいポイントのひとつは「動き方」です。 

モデルによって電動ベッドの動き方は異なり、購入後にイメージと違ったということもあるかもしれません。

 

一般的に、ヘッド(頭部)の上げ下げやフット(足元)の上げ下げ機能を備えていますが、その範囲や角度、スピードなどはモデルごとに異なります。 

動き方を選ぶ際には、自分の好みや快適な睡眠姿勢を考慮する必要があります。

 

たとえば、背部をリクライニングさせるモデルは、読書やテレビ視聴に便利です。 

また、足元を上げる機能が強く欲しい場合には、それに適したモデルを選ぶことが重要です。

 

動き方の範囲や角度、操作のしやすさも重要な要素です。 

快適な姿勢を得るためには、自分に合った動作範囲や角度が必要であり、操作パネルやリモコンの使いやすさも考慮する必要があります。 

適切な動き方を選ぶことで、身体の疲れやストレスを軽減し、より良い睡眠を促進させることができるでしょう。 

モーター数の違い 

電動ベッドを選ぶ際に押さえておきたいポイントのひとつは「モーター数の違い」です。 

モーター数は、電動ベッドの動作や機能性に大きな影響を与えます。 

通常、電動ベッドにはヘッド(頭部)の動きとフット(足元)の動きを制御するためのモーターが搭載されています。 

しかし、一部のモデルでは、ヘッドとフットを制御するために独立したモーターがそれぞれ搭載されていることも。 

これにより、ベッドの上下動や傾斜調整がより柔軟に行えます。 

たとえば、頭部を上げる一方で足元を下げるといった自分に最適な姿勢が設定できるでしょう。 

一方、ヘッドとフットを制御するために1つのモーターが使用されているモデルでは、一部の動作制限を伴う場合があります。

 

同時に上げ下げすることはできますが、ヘッドとフットの傾斜角度を個別に調節することは難しいかもしれません。 

モーター数の違いは、快適な睡眠姿勢や好みに合わせた動作を実現するうえで重要な要素です。 

ベッドの動きにこだわりがある場合には、使用するモーター数を検討して適切なモデルを選ぶことが大切です。 

折りたたみの可否 

折りたたみの可否は、電動ベッドを選ぶ際に重要なポイントのひとつです。 

一部の電動ベッドは、折りたたみが可能な設計となっています。 

これは、ベッドを移動したり収納したりする際に便利です。 

逆に、折りたたみ機能のない電動ベッドは、一度組み立てた後はそのままの状態で使用する必要があります。

 

これは、ベッドの固定性や安定性を確保する一方で、移動や収納には制約をもたらす可能性があるでしょう。 

折りたたみの可否も、自身の利用環境やニーズに応じて検討しましょう。 

手すりやサイドレールの有無 

電動ベッドを選ぶ際に押さえておきたいポイントのひとつは「手すりやサイドレールの有無」です。 

手すりやサイドレールは、ベッドの安全性と利便性を向上させる役割を果たします。 

とくに高齢者や身体的な制限を持つ人にとっては、重要な要素です。 

手すりやサイドレールは、寝返りやベッドからの転落を防ぐと同時に、起き上がる際のサポートや安定感を与えます。 

これにより、ベッド上での移動や日常生活の活動が安全に行えるようになるでしょう。 

手すりやサイドレールのデザインや形状も重要です。 

取り外し可能なものや調節可能なものなど、個々のニーズに合わせた選択肢があります。 

また、快適さや安全性を追求するために、クッションや柔らかい素材が取り入れられることもあります。 

手すりやサイドレールは、ユーザーの安全と快適さを確保するために重要な要素です。 

ベッドの選択時には、手すりやサイドレールの有無とその特徴に注目し、自身や使用者のニーズに合ったものを選ぶことが重要です。 

サイズ 

電動ベッドを選ぶ際に押さえておきたいポイントのひとつは「サイズ」です。 

まずは、自宅や寝室のスペースを考慮しましょう。 

ベッドの設置スペースや通路の幅に合わせて、適切なサイズを選ぶ必要があります。 

また、電動ベッドの高さも重要です。 

床からの適切な高さを確保することで、出入りやベッドの利用がしやすくなります。 

次に、ベッドを使用する人の身体のサイズや寝姿勢を考慮しましょう。 

身長や体重に合ったサイズを選ぶことで、快適な寝姿勢を保つことができます。 

とくに、ヘッドやフットの上下調節がある場合は、身体に合わせた調節範囲が重要です。

 

さらに、複数人で使用する場合は、ベッドの幅も考慮しましょう。 

十分なスペースを確保することで、快適な睡眠を享受できます。 

デザイン性 

電動ベッドを選ぶ際に押さえておきたいポイントのひとつは「デザイン性」です。 

寝室はくつろぎやリラックスの空間であり、美しく快適な環境を作り出すことが重要です。 

ベッドのフレームや素材、カラーを選ぶ際には、まず自分の寝室のスタイルやインテリアとの調和を考えてください。 

シンプルでモダンなデザインや、クラシックで温かみのあるデザインなど、さまざまなスタイルがあるため、自分の好みや寝室の雰囲気に合わせて選びましょう。 

また、快適さだけでなく、目にも美しいベッドは寝室の一部としての存在感を持ち、心地よさをさらに高めます。 

デザイン性を重視することで、寝室に上品さや個性を与えることができるでしょう。 

電動ベッドの選び方は6つの項目から考えよう 

電動ベッドを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。 

まずは、動き方です。 

電動ベッドには、背上げ、脚上げ、両方を同時に上げるタイプなど、さまざまな動き方があります。 

自分の好みや快適な寝姿勢を考慮して、適した動き方を選びましょう。 

また、モーターの数が多いほど、より独立して動きを制御でき、細かな姿勢調整や好みの角度を設定することが可能です。 

そして、折りたたみの可否も重要です。 

移動や収納の便利さを考えると、折りたたみの機能は嬉しいポイントです。 

くわえて、手すりやサイドレールの有無も考慮してください。 

とくに高齢者や身体的制限を持つ人には、安全性が求められます。

 

ベッドのサイズも事前に確認しましょう。 

自宅のスペースと適切に調整する必要があります。 

最後に、デザイン性にも注目です。 

寝室のインテリアと調和するデザインを選ぶことで、快適な空間を作り出せます。 

これらのポイントを念頭に置きながら、自分に最適な電動ベッドを選びましょう。 

メタディスクリプション:電動ベッドの選び方で押さえるべきポイントを項目別に解説するほか、本記事では、そもそも電動ベッドとは何かやメリットとデメリットなどについて解説しています。家族で過ごす家のレイアウトに悩んでいる方、家具の新調を検討している方はぜひご覧ください。 

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