カーペットの選び方のポイント5選!選ぶ前に知っておきたい基礎知識

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これからカーペットを新調しよう、購入しようと思われている方に向けて、カーペットの選び方についてご紹介します。
カーペットは面積が大きく部屋の印象を大きく変えるので、選び方に迷ってしまいますよね?カーテンとの組み合わせに迷う方もいらっしゃるようです。

そこで今回は、カーペットの選び方について徹底的にご紹介します。素材ごとの特徴も解説しますので、参考にしていただければ選び方の基礎知識を学んでいただけるはずです。

カーペットとラグの違いと魅力

部屋に敷くものとして「カーペット」と「ラグ」があります。カーペットとラグはどのように違うのか、みなさんご存知でしょうか?
まずは両者の違いと魅力についてご紹介しますね。

カーペット

カーペットとは「3畳よりも大きな面積を持つ敷物」のことです。ある程度の大きさがあり、部屋全体に敷くこともあるでしょう。繊維で作られていることはラグと変わりませんが、サイズの違いにより呼び名が変わるのですね。


そのためカーペットには部屋全体のイメージを変えられる魅力があります。カーペットを敷けば床の色やデザインが変わり、部屋の印象が大きく変わりますよね。また床の保護にも役立ちます。もし4.5畳くらいの部屋の印象を変えたいとのことでしたら、カーペットがおすすめです。

ラグ

ラグは「3畳以下の面積」の敷物のことを指します。カーペットに対して、小さなサイズの敷物となりますね。ラグはテーブルの下などの狭い場所に置くのに適していて、部屋のアクセントにもなります。ソファの足元に敷くなどの用途であれば、カーペットよりもラグの方が邪魔にならないでしょう。他の場所に移動させるにも楽です。


一部分だけに敷物を敷きたいなら、カーペットよりもラグの方が向いていると言えます。

カーペットの買い替え時期

カーペットを敷いた場合、おおよその価格によって買い替え時期を決めましょう。

【価格ごとの買い替え時期目安】

  • ・3,000~8,000円:6ヶ月
  • ・10,000~50,000円:3年
  • ・50,000円以上:半永久的に使用

買い替えの目安をご紹介しましたが、もちろん「時期がきたから買い替えなければ!」ということでもありません。使用状況によって劣化具合も変わるでしょうし、もっと長く使えることもあるでしょう。


ただし一般的には低価格のカーペットであればすぐにへたってしまい、半年ほどで買い替えが必要となることも少なくありません。ご紹介した時期と価格を参考にしながら、「買い替えた方が良いかな?」と思ったときに交換するのがベストです。

カーペットを敷くメリット

それでは次に、部屋にカーペットを敷くメリットについてご紹介します。

メリット①生活音をカットしてくれる

まずは生活音が響かないようになるメリットについてご紹介します。たとえばフローリングの部屋全体にカーペットを敷いたとします。もし小さなお子様やペットが部屋を走り回るとしても、カーペットを敷くことにより音が吸収されるため生活音が響きにくくなります。特に集合住宅では重宝するでしょう。


カーペットのクッションができることで、他の部屋に音が響きにくくなることは大きなメリットです。もし生活音が気になるなら、カーペットを敷いてみてはいかがでしょうか。

メリット②転倒時の衝撃をカットしてくれる

カーペットは転倒したときの衝撃を和らげるためにも役立ちます。カーペットの表面は繊維で覆われていて、柔らかいですよね。そのため小さなお子様やご高齢の方が転倒した場合、ケガなどを防いでくれる役割も果たしています。


もし転倒の危険性が高い方が一緒に住むなら、カーペットを衝撃吸収材として使うのも良いでしょう。転倒時のリスクを軽減してくれることも、カーペットのメリットのひとつです。

メリット③適度なぬくもりを感じられる

適度なぬくもりを感じられることもカーペットの魅力といえるでしょう。直接フローリングを歩くと、冬はやはり冷たいですよね。カーペットが敷いてあればぬくもりが伝わってきて、心地よく、リラックス効果も得られるでしょう

カーペット選びの前に押さえておきたいポイント

これからカーペットを敷きたいと考えている方に向けて、カーペットの選び方のポイントを2つご紹介しますね。

ポイント①部屋のタイプと大きさのバランス

カーペットの選び方で基本となるのは、部屋のタイプと大きさのバランスです。敷きたい部屋がワンルームなのか、リビングなのか、ダイニングなのか…によって選ぶべきカーペットの大きさは変わります。


たとえばワンルームであれば、1.5~6畳のカーペットとなります。部分的に敷く場合は、1.5畳くらいでちょうどよいですね。リビングのソファの下に敷くのであれば、ソファの両端から20cmくらい大きめのサイズがピッタリです。


カーペットを選ぶ際には、まず部屋のタイプと大きさのバランスを考えてみてください。

ポイント②カーペットの敷き方

次に確認したいポイントは、カーペットの敷き方です。カーペットを部屋に敷く場合、部屋中一面に敷きつめるケースと、部分的に敷くケースの2種類があります。敷き方によって選ぶべきカーペットの種類や大きさは変わりますよね。


部屋全体に敷きつめるなら部屋の大きさに合わせたものが必要です。柱の凹凸があるなら形を合わせて作ってもらえるオーダーカーペットも良いでしょう。


部分的に敷くならどのような使い方をしたいのかを事前に考え、使い方に合わせた大きさ・素材のカーペットを選ぶことが重要です。


部屋のタイプと大きさのバランスとともに、カーペットの敷き方についても考えてみてください。

カーペットの選び方

それでは実際にどのようにすれば良いのか、カーペットの選び方について解説します。5つのポイントをご紹介しますので、ご自身の好みも考慮しながら選んでくださいね。

①デザインで選ぶ

まずはカーペットをデザインで選びたい場合の選び方についてです。


シンプル系のものならさまざまなインテリアにマッチします。北欧系のデザインのもだと、温かみがありつつ洗練されたデザインになりおすすめです。


カーペットのデザインによりお部屋の印象も変わりますので、カーペットの選び方に迷ったらまずは理想のお部屋のイメージから選んでみてはいかがでしょうか。

②使う場所に合う機能性で選ぶ

実用性を重視するなら、使う場所に合わせた機能性のあるカーペットを選んでください。小さなお子様がいる部屋に敷くなら、汚れても良いように洗えるタイプのものが良いですね。もしくは抗菌効果・防ダニ効果があり、衛生面に配慮されたカーペットでも良いでしょう。人がよく通る場所に敷くなら、滑り止めがついたものが安心です。


使う場所に合う機能性のあるカーペットを選べば、毎日の生活でストレスを感じることも少なくなります。カーペットを選ぶなら、デザインだけでなく機能性も重要です。

③部屋の大きさに合うサイズで選ぶ

部屋の大きさに合うサイズで選ぶことも欠かせません。部屋のタイプとサイズについては先に解説しました。まずは部屋の大きさに合わせて全体に敷き詰めるのか、部分的に敷くのかを決めましょう。そして適したサイズを選べば失敗しにくくなります。


もし部屋全体に敷き詰めるなら、部屋の形に合うようにオーダーをする方が良いかもしれません。部屋によっては柱や扉によって、凹凸があることもあります。凹凸部分は市販のカーペットではカバーできないため、部屋の大きさと形に合わせてオーダーしましょう。

関連記事:カーペットサイズの目安は?敷き方・部屋などサイズの選び方について

④使用感を重視して選ぶ

カーペットの選び方として意外な盲点となるのが、「使用感」です。冬と夏とでカーペットの快適さは変わります。また素材によって質感も違いますし、耐久性も変わります。


素材ごとの特徴については後述します。素材によって使用感も変わるため、好みの使用感に近い素材のものを選びましょう。

⑤部屋の雰囲気に合わせてタイプを選ぶ

カーペットの選び方として最後にご紹介するのは、「タイプ」を部屋に合わせて選ぶことについてです。カーペットにはさまざまなタイプがあります。たとえば次のようなものです。

【タイプ】

  • ・ロールカーペット:ロール状に巻いた継ぎ目のないカーペット
  • ・タイルカーペット:1枚ずつ組み合わせるタイプの小さく切られたタイル状のカーペット
  • ・ウッドカーペット:木目模様でまるでフローリングのような見た目になるカーペット

求める部屋の雰囲気にあわせて、3つのタイプの中から選びましょう。たとえばロールカーペットなら継ぎ目がないので見た目がきれいですし、タイルカーペットなら好きな場所に敷きやすいメリットがあります。ウッドカーペットは洋風の部屋にしたい場合にピッタリですね。


カーペットと一口に言っても大きくわけて3つの種類があるので、求める部屋の雰囲気にあわせて選んでください。

カーペットを素材で選ぶ場合

カーペットを素材で選ぶ場合、素材ごとの特徴を知っておく必要があります。カーペットによく使われる5つの素材の特徴についてご紹介しますので、カーペットの選び方の参考にしてくださいね。

①ナイロン

ナイロンの特徴は、毛羽立ちにくく購入したときの質感を保ちやすいことです。できるだけ長期間使いたいと思われる方に適している素材ですね。メンテナンスさえしっかりとしておけば、頻繁な買い替えは必要ありません。


毛玉も発生しにくく、油やカビにも強く、虫害も発生しにくいという耐久性を持ちます。繊維が出てくることもほとんどないので、小さなお子様が誤って口に入れてしまう心配もないでしょう。できるだけ長く使いたい、劣化を防ぎたいと思われるなら、ナイロン製のカーペットを選ばれることをおすすめします。

②ポリプロピレン

ポリプロピレン製のカーペットは水分や汚れに強く、夏に快適に過ごせるのが特徴です。カーペットの素材としてよく使われており、価格も安いので入手しやすいことも魅力ですね。


摩擦に強く、薬品やカビの影響も受けにくい素材です。虫害も起こりにくくなっています。汚れにくいのもメリットと言えますが、デメリットとして少し劣化しやすいことがあげられます。ただし色褪せはあまりないため、頻繁に洗濯したり干したりしたい方にはうってつけの素材ではないでしょうか?繊維が出てくることもほとんどないため、ケアがしやすいカーペットですね。


もし汚れに強いカーペットが欲しいと思われるなら、ポリプロピレン製のものを選んでみてください。

③ウール

羊の毛で作られたウール製のカーペットは、熱を通しにくく調湿効果があるため年間を通して快適に過ごせます。気温の高い夏場は涼しさを感じられ、冬場は暖かさを感じられる理想的な素材です。湿度がこもりにくくなるため、日本の気候には非常に適した素材だと言えるでしょう。耐久性にも優れています。


ナチュラルな印象の部屋にピッタリですが、繊維が出てきやすいことがデメリットです。また長く使っていると、表面の繊維が潰れてくることもあるでしょう。価格も合成繊維より高い傾向があります。


もしデメリットよりもメリットの方が大きいと思われたなら、ウール製のカーペットを検討されてみてはいかがでしょうか。

④コットン

続いてのコットンは、年間を通して肌触りが良いことが特徴です。サラッとしていて肌に優しく、柔らかな風合いが感じられます。吸水性・吸湿性に優れているため、日本の夏を快適に過ごすにはピッタリの素材です。植物性の素材ですので、ナチュラルな雰囲気を目指す部屋に適するでしょう。


ただしデメリットとして、カビが生えやすいこと、黄ばみが起こりやすいことが挙げられます。風合いや質感は良いのですが、少しメンテナンスが大変かもしれません。しかしカーペット選びで肌触りを重視する方には、この上ない素材だと考えられます。

⑤い草・竹

最後にご紹介するのは、い草・竹などの日本で古くから使われている素材についてです。畳にも使われているい草。メリットは熱や湿気がこもりにくく、夏に快適に過ごしやすいことです。また自然素材なので、自然を身近に感じながら生活をしたいと思われている方にもおすすめします。悪臭を吸着する効果もあるとされていて、空気の清浄化にも役立ってくれるでしょう。


ただしい草は水分に触れると変色しやすく、紫外線による日焼けも起こりやすい素材です。自然素材であるがゆえに、湿度が高い時期にはカビが生えることもあります。


多少メンテナンスが大変ですが、部屋の雰囲気を和風にしたいと思われるなら、竹やい草のカーペットは有力候補となるのではないでしょうか。

カーペットのお手入れ方法

カーペットを長く使うためにお手入れする際には、次のようなことに気をつけてメンテナンスを行いましょう。

【お手入れ方法】

  • ・湿度を避けること
  • ・掃除機は毛並みに逆らってかけること
  • ・1ヶ月に1回、晴天の日に表面を固く絞った雑巾で拭くこと
  • ・干す場合は陰干しをすること
  • ・取れにくい汚れにはすぐに落とすこと

カーペットのお手入れで大切なことは、湿度を避けることです。そして掃除をするときは、毛並みに逆らうようにかけると汚れが落ちやすくなりますよ。さらに表面を拭いてから陰干しすると清潔に使い続けられます。

カーペットの処分方法

もう寿命が訪れたカーペットを処分したい…と思われたときは、そのまま粗大ゴミにするか、30cm程度にカットして普通ゴミにしましょう。燃えるゴミ・燃えないゴミのどちらに分別するかは、カーペットの素材や自治体のルールによって変わります。素材を把握してから、自治体に確認を取ってください。

カーペットの選び方は素材・使う場所・使用感などを重視して

いかがでしたでしょうか?この記事を読んでいただくことで、カーペットの選び方がご理解いただけたと思います。カーペットを選ぶ際には、デザインはもちろん、機能性やサイズ、大きさ、使用感などを考慮して選ばなければなりません。

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